（花瓶に生けるのは、一般的に「チャーギ」という植物です。
うちのはチャーギではないのでご注意下さいw）



１/２４（金）、旧暦１２/２４で
今日は沖縄の年中行事の一つ
「おん　願いを解く」と書いて
「御願解き（うがんぶとぅち）」です


うちもそうなんですが、
ヒヌカン（「火の神様」＝通常は台所にまつられています。）
のあるご家庭ではしっかりやっておきたい行事ですよね。



そもそもこの「御願解き」とは、
ヒヌカンや仏壇、屋敷の神に
今年1年間の祈願に対する感謝を捧げて
また今年お願いしたことで叶わなかったことを
「いったん、下げさせていただきます。」と
その祈願を解く為の行事なんだそうです。



というのも、お願い事がたまる一方では
神様に対して失礼なので
年末にはそのお願い事を整理する為のもの
と専門書に書いてありました。なるほど～。




そしてこの日、ヒヌカンの神様は、
今年1年その家で起こった
良い事も悪い事も全て包み隠さず　
天の神様に報告する為に天に昇ると言われています。
その為、ヒヌカン周辺をお掃除して、酒や線香などをお供えします。
（その方法は、地域や各家庭によって若干異なりますが…。）






この「御願解き」
わが家では、長男嫁の私が担当

台所周りはもちろん、
香炉の中も綺麗にして、
水、酒、米、塩、緑の葉物
そして、わが家は「白ウブクー（白飯）」をお供えし、
お線香は「七段の橋」を作りながら火を灯し
感謝の言葉を捧げました。






これは、知り合いのオバーちゃん
からも聞いたことなんですが、
「御願解き」をする時には、ヒヌカンに
「どうか天の神様には良いことだけを報告して下さいね。」
とお願いするのがポイントなんですって（笑）
そうすれば、ヒヌカンが年が明けて
旧暦1月4日に戻ってくる時は
今年に増して良い徳を持って来てくれるんだとか。



火の神様に、そんな都合の良いお願いをするなんて。。。
でも、これもなんとも沖縄らしい「おおらかさ」とも言えるのではないでしょうか
いずれにせよ、感謝の気持ちで心を込めて送り出したいものですね