沖縄 伝統行事
流りシーミー
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ちょっと遅めの嫁ぎ先の清明祭(シーミー)。
墓前にブルーシートとご馳走を広げて
ご先祖様とピクニックを楽しみました♪
この「清明祭(シーミー)」または
「御清明祭、(ウシーミー)」は、
琉球王朝時代から続く年中行事で、
二十四節気の一つ「清明」の節に
沖縄本島の中南部を中心に行われる
祖先供養のための墓前祭のことです。
(本島北部の一部や
宮古、八重山には殆どその風習はなく、
墓前祭といえば「十六日祭」が主流。)
中国伝来の祭儀がもとになっているそうで、
墓前に、花や重箱料理、酒、お菓子、
果物などをお供えし、
線香だけでなく、あの世のお金に見立てた
黄色の紙(ウチカビ)などを焚いて、
ご先祖様に送金するという
ユニークな風習もあります。
また、「門中(むんちゅう)シーミー」
といって、100人以上の親戚が集まる
ところもあります。
祖先崇拝の島ならではの光景ですね。
私たちのように
清明の節(「清明」から2週間)
から遅れて行われるのは、
「流(なが)りシーミー」というそうです。
今年は、親戚のスケジュールが合わず
いつもの半数以下の参加。
墓前で三線をつま弾く叔父の姿も
見られないのでちょっと残念でしたが、
それでも久しぶりに顔を合わす
親戚の皆さんとわいわい楽しみました。
また、亀甲墓(きっこうばか)
に代表されるように沖縄のお墓の形は
母親の「胎内」を象徴しているんだとか。
人は、母の胎内から生まれ、
死んだらそこに帰る。
輪廻転生の思想…
しかも、命のリレーは
誰一人として欠けては繋がらないんだから
改めてご先祖様に感謝だなぁ
なんて考えながら、
三枚肉をほお張るのでした。
あと、お墓の上を走り回る子どもたちが
オバーに叱れられる光景は、
昔も今も変わらないね(笑)。